(テクニカル分析の利点)
①市場の状況を把握する
テクニカル分析というのは、簡単に言うと現在の株価が、どのような状態にあるのかを確認することです。患者の健康状態を確認せずに、いきなり手術をする医者はいません。患者の健康状態を確認するために、X線写真を撮ったり、MRIなどの高度の医療機器で調べます。そして、やっと原因を突き止めた上で手術をする決断をします。テクニカル分析もこれと同じことなのです。テクニカル分析のチャートを使って、未来を予測するのではなく、現在の状況を確認し、今は売りがいいのか買いなのか、どちらがいいのか、または何もしない方がいいのかを考えるツールだということです。
②リスク管理がやりやすい
ファンダメンタルズ分析の問題点は、それを用いるアナリストや投資家が、どのものさしに比重をかけるかによって、分析結果が大きく違ってきます。またパラメーターが変わっても個人の思い入れが強い場合には、対応が遅れがちになります。ところが、テクニカル分析では、この支持線を割ったら売りというように、リスク管理が簡単にできるのです。損切り(ロスカット)を決めておけば、取引で生じる損失を事前に把握することが簡単にできるという利点があるのです。
③テクニカル分析は簡単
著名な投資家の間では、テクニカル分析とファンダメンタル分析のどちらか一辺倒ではダメで、ファンダメンタルをチェックしながら、テクニカル分析で実際の値動きを分析して売買のタイミングと図るというのが最も良い方法だと言われています。特にFXのようなグローバル市場での投資では、ファンダメンタル分析を一般の個人投資家が出来るとは思えません。なぜなら、各国の金融政策などはその国毎の経済指標や動向を随時確認する必要性があるし、指標等の発表を確認するには若干のタイムラグがあることや、日本時間の深夜に発表があるので、実際には、細かく対応することができません。
テクニカル分析は、個人投資家には絶対有利です。なぜなら、携帯電話でもチャートをチェックすることができるし、パソコンがあれば充分な分析が可能です。
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