先物取引で利益が上がるしくみについて説明します。
先物取引をするために必要な資金は、実際の取引にかかる金額に比べて、とても少ない金額ですみます。例えば、金の先物取引をする場合、最低取引単位は金1Kgです。金1Kgの値段が3,000円だとすると、金1Kg取引するためには300万円の資金が必要ですが、先物取引では、取引当初に13万5千円(2008年4月現在)の証拠金を払い込むだけで取引ができます。
普通であれば、株や債券などの金融商品を売買するには多額の現金や株式・債券を持っている必要がありますが、先物取引をするのであれば、そんなものは必要ありません。それでいて、実際に株式や債券などの実物の金融商品を売買したのと同じ効果が得られるのです。このように、少ない投資金額で大きな取引ができることを「レバレッジ効果」といいます。レバレッジとは、小さな力で大きなものを動かす「てこ」を意味します。
金先物取引の場合、13万5千円の資金で300万円の取引ができるのですから、レバレッジは22倍になります。このレバレッジ効果によって、少ない資金で大きな利益を得ることができるのです。逆に、予想が外れると大きな損失が出るのも、このレバレッジ効果のせいです。
先物取引のしくみをよく理解し、レバレッジ効果を最大限に利用すれば、損失を出すリスクを小さくし大きな利益を上げることができます。しかし、しくみを理解せずに取引すると、とんでもなく大きな損失を出してしまうことになります。
先物取引のしくみを理解してしまえば、それほど怖れるようなものではありません。レバレッジ効果を利用した取引として、最近FXが人気になっています。それは、少ない資金で大きな利益を上げられることが人気の理由です。
今後ますます先物取引のようなデリバティブ取引が盛んに行われることになってくると思います。皆さんは、しくみが理解できない商品には手を出さないようにして下さい。
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