先物取引に参加する場合、取引の担保として委託証拠金を商品先物取引を依頼している会社に預託しなければなりません。その委託証拠金の額は、商品ごとに、また同じ商品でもその時の価格によって異なります。
平成20年4月時点の金の委託証拠金は、13万5千円です。13万5千円の証拠金を支払えば、金1Kgの取引をすることができます。13万5千円の証拠金で、金の価格が3,000円/gだとすると、1Kgで300万円の取引ができることになります。
● 買いの場合
金を2,900円/gの値段で1Kg買っていたものが、3,000円/gに値上がりしたので売ることにしました。290万円で買っていたものが300万円で売れた訳ですから、300万円から290万円を引いた差額10万円が、この取引で得られた利益になります。もちろん、手数料を引かれるので、実際に手にすることができる利益は、もっと少なくなります。
逆に2,900円/gの値段で1Kg買っていたものが、2,800円/gに値下がりした場合、10万円の損がでることになります。証拠金13万5千円のうち10万円がなくなってしまいます。さらに、手数料も払わなければなりません。
● 売りの場合
買いの場合とは逆で、買った価格よりも下がれば利益となります。逆に、予想に反して上がってしまった場合には、損をすることになってしまいます。
このように、最初に預託した委託証拠金が総取引金額に比べて小額であるために、委託証拠金から見ると、何倍もの利益を生むこともあれば、逆に損失額が預託した委託証拠金が半分になったり、ゼロになったり、あるいはそれ以上の損失になってしまうことも起こりえます。利益も大きいけれど、損失も大きい、それが先物取引です。だから、ハイリスク・ハイリターンなのです。
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